ハードウェアサービス · ITAD
認証データ消去の提供方法
処分プロジェクトの承認前に、お客様のセキュリティ審査チームが必ず尋ねる8つの質問があります。このページは、その答えを先回りして書面化したものです。
要点
- ソフトウェア消去は Blancco Drive Eraser を使用。ドライブごとにデジタル署名付き・改ざん防止の消去レポートを発行。
- 規格はお客様のポリシーに合わせて選定——NIST 800-88 Clear/Purge、DoD 5220.22-M、HMG Infosec Standard 5 など25以上。実際に実行した規格はドライブごとにレポートへ記録。
- 消去はお客様の現場でも、当社施設でも実施可能——SOWで確定し、いずれもチェーン・オブ・カストディを維持。
- 消去に失敗したドライブは物理破壊のうえ証明書を発行。リサイクルや再販の流れには決して戻しません。
セキュリティ審査
8つの質問への回答
このままセキュリティ/コンプライアンス部門へ転送いただける内容です。以下の記載はすべて、ドライブ別レポートまたはSOWで検証できます。
01
データ消去はどの段階で行いますか——現地、それとも輸送後?
両方のモデルを提供しており、スコーピング時にお客様が選択します。機器を動かす前に、その選択はSOWに明記されます。
オフサイト(標準マネージドフロー)
ドライブはお客様の現場で棚卸し・タグ付けのうえ、南京錠付きセキュリティビンに封緘し、チェーン・オブ・カストディ文書とともに輸送、当社処理施設で消去します。全工程で1台の抜けもなく追跡——公開中のITAD 10ステッププロセスそのものです。
オンサイト(回収前に現地で消去)
読み取り可能なデータを構外に出せないポリシーの場合、梱包・輸送の前に現地で消去——または物理破壊(HDDパンチ/ドリル)——を実施し、1台ずつ写真で記録します。
02
ソフトウェア消去はどの規格に準拠していますか?
ソフトウェア消去には Blancco Drive Eraser を使用します。規格は案件のスコーピング時に、お客様のポリシーに合わせて選定します:NIST 800-88(Clear、ドライブのファームウェアが対応する場合は Purge レベル)、DoD 5220.22-M / ECE、HMG Infosec Standard 5。プラットフォームは IEEE 2883-2022 を含む25以上の公開規格に対応しています(全リストはITADページに掲載)。
実際に実行された規格はドライブごとに消去レポートへ記録されます——監査担当者が確認するのは「どのシリアル番号にどの方式が実行されたか」であり、一括の宣言文ではありません。このページ下部のマスク済みサンプルレポートで、そのフィールドを実際にご覧いただけます。BlanccoのNIST 800-88実装は、HDD・SSDともADISAのコンプライアンス検証を受けています。
03
SSDとNVMeドライブはどのように消去しますか?
フラッシュメディアは磁気ディスクと同じ扱いはできません。SSD/NVMeには、セキュリティ審査で問われるメカニズムをまさに組み合わせた、Blanccoの特許取得済みSSD消去方式(米国特許 9,286,231)を用います:
ファームウェアレベルのサニタイズ
ドライブのファームウェアが対応する場合、Device Sanitize コマンドと暗号化消去(Cryptographic Erase)を発行——Sanitize対応ドライブでは NIST 800-88 Purge レベルに到達します。
上書き(Overwriting)
全論理容量に対する複数回のランダム上書き。freeze lock も解除し、ロック状態のドライブが上書きを黙ってスキップすることを防ぎます。
完全検証
すべての消去は検証を経てからレポートを発行。各ドライブで実際に実行されたメカニズムが、そのドライブのレポートに記録されます。
ファームウェアが検証可能な消去を完了できないドライブは「おそらく大丈夫」とは扱いません——物理破壊へ回します(下記「消去失敗」の項参照)。
04
使用するBlancco製品とバージョンは?
Blancco Drive Eraser をプロジェクト単位でライセンス調達します——古いライセンスの在庫を使い回すのではなく、案件のスコーピング時に最新リリースを購入します。直近の案件では現行の 7.x 系を使用しており、下部のマスク済みサンプルレポートは2025年6月の実際の消去で Drive Eraser 7.13.0 が生成したものです。
実際に使用したソフトウェアバージョンは、ドライブごとの消去レポートすべてに記載され、ご要望があればSOWにも明記します——バージョン情報は、メールの一文ではなく、レポート上の検証可能な証拠として届きます。
05
物理破壊の場合、最終的な破砕粒径はどのくらいですか?
物理破壊は4方式を、メディア種別とポリシーに応じて使い分けます:現地でのHDDパンチ/ドリル、認証済み消磁(デガウス)、SSD/HDDベンディング、認証破壊パートナーによる産業用シュレッディング。
マーケティングページ上でミリ単位の数値は約束しません:シュレッディングは認証パートナーの設備で実施するため、最終粒径はお客様のバッチに割り当てられる機械によって決まります。粒径は事前にSOWへ明記し、破壊証明書にも記載します。ポリシー上の上限粒径がある場合はスコーピング時にご指定ください——対応可能かどうか、作業開始前に必ずお答えします。
06
消去プロセスを通過できなかったドライブはどうなりますか?
リサイクルや再販の流れには決して戻しません。すべてのバッチはレポートQA工程を通り、Blanccoの結果から欠落・失敗デバイスを照合します。消去に失敗した——または検証を完了できなかった——ドライブは、SOWで合意した方式(パンチ/ドリル、ベンディング、シュレッディング)で物理破壊します。
破壊したドライブはシリアル番号と破壊方式とともに最終処分証明書に記載され、物理破壊メディア共通の写真・動画証拠を添付します。
07
どのような証明書を受け取れますか?サンプルは見られますか?
プロジェクト内容に応じて、4種類の文書を発行します:
ドライブ別 Blancco 消去レポート
デジタル署名付き・改ざん防止:シリアル番号、消去規格とメカニズム、検証結果、タイムスタンプ、ソフトウェアバージョン。
ドライブ別 破壊証明書
物理破壊したメディア向け:シリアル番号、資産タグ、機器種別、破壊方式、日付、証明書番号。
処分証明書+総合レポート
全資産とその処理結果を列挙するバッチ単位のサマリー——ISO 27001監査や規制審査にそのまま使えます。
リサイクル証明書
リサイクルを含むプロジェクトでは、認証済みE-wasteパートナー経由で発行——埋め立てゼロ。
サンプル文書(データ破壊証明書、リサイクル証明書)はご要望に応じて提供します——このページ下部には実際の消去から作成したマスク済みレポートを掲載していますので、まずフォーマットをご確認ください。
08
サービスの価格はどのように決まりますか?
ITADは署名済みSOWに基づくプロジェクト単位の見積もりです——コストの主因が物流である以上、「1ドライブいくら」という正直な定価は存在しません。見積もりを左右する要素:
機器
数量・寸法・重量——車両、作業時間、梱包材を決めます。
拠点
所在地(単一/複数)、入館要件、データセンター原状回復の要否。
方式とツール
ポリシーが求める消去・破壊方式——Blanccoライセンス、消磁装置、ベンディング、認証シュレッディング。
証跡の深さ
棚卸し・監査要件、証明書フォーマット、写真・動画証拠。
スケジュール
営業時間内か、残業・営業時間外作業か、そしてプロジェクトの期限。
エビデンス
消去レポートの実物
当社の実際の消去作業で生成された Blancco レポートです——シリアル番号・識別子・署名のみマスクし、それ以外は原文のまま。処理するすべてのドライブに、この一枚が発行されます。
Blancco Drive Eraser 7.13.0
サンプル——シリアル番号・識別子・署名はマスク済み
2025-06-16 03:53:05 (+0000) · HP ELITEBOOK 840 G6 · S/N 5CG0••••••
Data Erasure Report
Erasure Results
Disk: 1 · SK hynix PC601 512GB
Serial: AS01N6••••••••••
Bus: NVMe · Sectors: 1,000,215,216
Health: Good
Start/End: 03:40:54 → 03:52:21
Duration: 00:11:27
Method: HMG Infosec Standard 5, Lower Standard · Rounds: 1 (1 overwrite)
Status: ✓ Erased
Hardware Details (excerpt)
Intel Core i7-8665U · 16GB DDR4 · BIOS R70 01.08.01 · TPM 2.0 (Infineon) · Asset tag ••••••
Report Details
Report UUID: 0126abbe-••••-••••-••••-••••••••••••
Software Version: Blancco Drive Eraser 7.13.0
Digital Signature: HdLRMdpgT68lxO7pw•••••••••••••••••••••••••
Data Erasure Operator
Supervisor
レポートは英語版または中国語版で発行できます。
デジタル署名
改ざん検知——レポートは保管するだけでなく検証できます
レポートUUID
すべてのレポートを個別に参照可能
ドライブ別の方式と回数
実際に実行された規格。一括の宣言文ではありません
NVMe識別
フラッシュメディアを識別し、デバイス特性に応じて処理
完全なハードウェア一覧
BIOS・TPM・資産タグまで、資産台帳と突き合わせ可能
二者署名
オペレーターとスーパーバイザーの双方が署名
磁気ディスクやサーバーでは、HPA/DCO隠し領域のチェックと消去前後の再割り当てセクタ数もレポートに記録——複数ディスク搭載機も1枚のレポートでカバーします。
セキュリティチームのチェックリストに備えて
機器リストとポリシー要件をお送りください。ヒアリングの電話ではなく、確定見積もりとサンプル証明書をお返しします。